午後三時インスタントのラーメンに胡椒たっぷり振りかけくしゃみ
2024.04.18
はりぼての心はまるで飛行船 なかで膨らむ不安は重く
初句「はりぼての」
2024.04.17
この僕の心のドアを叩くのは どこの誰だいこんな夜更けに
2024.04.16
雪の上いくつも残る足跡が何かを語るそれぞれの朝
2024.04.15
すきなのは寝ることそして食べること「君と一緒」が前提だけど
お題「すき」
どこかに「すき」をいれて
2024.04.14
友達のふりしかいつもできなくて 好きだよなんて言えないよ、春
詠み込み「言えないよ」
どこかに「言えないよ」を入れて
2024.04.13
すこしずつ増えた心の傷からは赤い涙が流れて落ちる
初句「すこしずつ」
2024.04.12
車窓から見える桜は満開で 知らない街の春を愉しむ
2024.04.11
霜柱崩して歩く朝の道 萌ゆる春まだ遠くにありて
お題「ゆる」
どこかに「ゆる」をいれて
2024.04.10
昼時に自席で食べるおにぎりは塩味薄め君の気配り
連想短歌「昼食」
NGワード「昼食」
2024.04.09
駅までの道で毎日すれ違う 君はどこからどこへ行くのか
2024.04.08
ちょっとずつ笑える時が増えたなら あしたもまずは生きてみようか
初句「ちょっとずつ」
2024.04.07
すんなりと歩めたことはまるで無く いつも暗闇 迷路で迷子
初句「すんなりと」
2024.04.06
忘れてたはずのあなたが胸の中 まだいることに気付く真夜中
2024.04.05
満開の桜を見上げ君想う やわらかな風 ふわり散る恋