飛んでいく飛行機 空に一筋の雲を残して遥か遠くへ 初句指定「飛んでいく」

大切なものが確かにありました ずっと昔に失くした夢とか 初句指定「大切な」

目が覚めて時計を見てからまた眠る ベッドで丸くなる我は猫 連想短歌「休日」NGワード「休日」

今日からは過去の自分にさよならを 一歩踏み出す足は軽やか 連想短歌「新しい」NGワード「新しい」

大切な想いがゆっくり溶けていく 紅茶のように染まる夕空 初句指定「大切な」

星空へ応答願う真夜中の君へのLINEは未読のままで 連想短歌「連絡」NGワード「連絡」

新しい靴で出かける日曜日 天気予報はくもりのち晴れ 初句指定「新しい」

雨のなか猫背の僕が目指すのは 闇から見える光の向こう 連想短歌「自分」NGワード「自分」

誰よりもたくさん悩んできたもんね もういいんだよ僕がいるから 初句指定「誰よりも」

放課後の図書室満たす茜色あの人がいる席は窓際 初句指定「放課後の」

あの頃の君の気持ちを今頃になって見つける本の栞に 連想短歌「発見」NGワードなし

いつの日か君との記憶も薄らいでやがてすべてが朝靄のなか 初句指定「いつの日か」

これからは忘れていくよ君の事 桜の花が散りゆくように 初句指定「これからは」

懐かしい古い手帳にある文字は暗号みたいに解読不能 初句指定「懐かしい」

こうやって社会は回る歯車の自分にできることなどなにも 連想短歌「必要」NGワード「必要」

いつの日か涙の理由を知るでしょう その時後悔しても遅いの 初句指定「いつの日か」

懐かしいあなたの声が耳元でふとよみがえる雨の夜には 初句指定「懐かしい」

何事もなかったかのように過ごすスキルをいつの間にか身につけ 連想短歌「大人」NGワードなし

昨日とは違う私を身に纏い夜の街へと誘われるまま 連想短歌「逃避」NGワードなし

移りゆく季節の中で置き去りの 私のココロは溶けて消えゆく 連想短歌「変化」NGワードなし

幸せは失くして気付くたとえばね朝起きて聞くおはようの声 初句指定「幸せは」

紫に染まりゆく朝空のいろ紫煙燻らす我も紫 連想短歌「変化」NGワードなし

もしいつか再び会う日が来るのなら 何を話そう何を届けよう 初句指定「もしいつか」

あなたならきっと忘れずいてくれるあの日つないだ手のあたたかさ 初句指定「あなたなら」

変わらないものなどないとわかってるそれでも願う永遠の愛 初句指定「変わらない」

大好きな君と過ごしたあの時を思い出さずに暮らす毎日 初句指定「大好きな」

夕食後食器を洗うのは僕で そのあとお茶をいれるのも僕 連想短歌「ルール」NGワード「ルール」

だらだらと紫煙くゆらす午後3時 漂う煙さえ気だるくて

変わらない君の笑顔を懐かしむ 同窓会の夜はこれから 初句指定「変わらない」

あけまして今年も始まる一年に願うあなたの幸せな日々 初句指定「あけまして」