遅れてる電車のなかは諦めと焦りが混じる呼吸で満ちる
2024.04.03
三月に冷たい雪が降ったなら 今度は言おう君が好きだと
お題「雪」
2024.04.02
眠れずにただ時間だけ過ぎていき 深夜一時の雨音を聴く
2024.04.01
「テッテレー」鳴り響いたあともう一度16歳からやり直せたら
お題「テッテレー」
(ドッキリ大成功の効果音「テッテレー」をどこかにいれて)
2024.03.31
川沿いの桜がやっと咲き始め 記憶のなかの君はぼんやり
2024.03.30
僕たちの声も吸い込まれていって 静寂のなか降り積もる雪
お題「雪」
2024.03.29
今もまだ本棚にある あなたから借りっぱなしの中原中也
初句「今もまだ」
2024.03.28
「番組の感想どしどし送ってね」深夜0時のラジオは陽気
お題「オノマトペを必ず使って」
2024.03.27
普段着に着替えてからが本当のわたしのような晴れた日曜
連想短歌「服」
NGワード「服」
2024.03.26
本当のことはやっぱり言えないよ 近くて遠い君の微笑み
詠み込み「言えないよ」
どこかに「言えないよ」を入れて
2024.03.25
冷めていく紅茶はまるであなたへの想いのようでちょっと寂しい
2024.03.24
ゆらゆらと揺れる柳の木の下でゆらゆら揺れる私の心
お題「オノマトペを必ず使って」
2024.03.23
もう君に会うこともない もう二度と 忘れていくよその横顔も
2024.03.22
ついてないときはとことんついてない 傘が無いのに雨は降るしね
2024.03.21
新しい朝が来たとはいうけれど 昨日の続き それだけの今日
初句「新しい」